このブログではFANZAの動画を24本レビューしてきた。
映像作品ばかりだった。音声作品は「映像がない分、物足りないのでは」と思って手を出していなかった。
今回初めて買ってみた。KU100という録音方式のASMR作品を2本。
結論から書くと、**映像がない方が刺さる瞬間がある**ということが分かった。
■ KU100とは何か
作品タイトルに【KU100】とついているものがある。
これはノイマン社のKU100というダミーヘッドマイクで録音された作品を指す。
人の頭部の形を模したマイクで、左右の耳の位置にマイクが仕込まれている。これで録音すると、人間が実際に聞いているのと同じ音の入り方が再現される。
つまり**イヤホンで聴くと、本当に耳元で囁かれているように聞こえる**ということだ。
普通のステレオ録音とは次元が違う。これは実際に聴かないと分からない部分だと思う。
■ 1本目:ビキニハーレムボート(935円)
タイトル
【KU100】ドスケベビキニハーレムボート! ハメっぱなし2泊3日Cruisin'♪ 船上ハーレムビキニ4Pパーティー♪
シナリオ: Deep;Dahlia
イラスト: はれんちとめこ
声優: 陽向葵ゅか / みたかりん / 涼花みな
価格: 935円
【耳舐めの臨場感が異常だった】
この作品で一番驚いたのは手コキのパートだ。
耳舐めのシーンがあるのだが、吐息がダイレクトに聞こえてくる。
自分が使っているイヤホンがノイズキャンセリング対応だったのも大きい。外の音が完全に遮断された状態で、耳元の音だけが届く。
本当に耳のすぐ横に人がいる感覚になった。
映像作品でも耳舐めのシーンはある。でも画面を見ている時点で「見ている側」という立場が固定される。音声作品にはその壁がない。
24本の動画をレビューしてきて、こういう感覚は初めてだった。
■ 2本目:居酒屋個室3P(835円)
タイトル
【KU100】居酒屋個室でやりたい放題3P♪ デカパイお姉さん2人組にたっぷり甘やかされ個室ハーレムプレイ♪
シナリオ: 黒林樹
イラスト: みこ
声優: 藍沢夏癒 / にのみや紬
価格: 835円
【シチュエーションを音だけで伝える技術】
こちらで感心したのはシチュエーションの伝え方だ。
「個室居酒屋だけど声を出さないように」という趣旨のセリフが入る。
これだけで状況が頭に入ってくる。壁一枚向こうに他の客がいること、声を出せない緊張感、個室という閉鎖空間。
映像なら一目で分かることを、音声は言葉と演技で伝えなければならない。
その制約があるからこそ、伝え方が洗練されているのだと思う。
このブログで以前、黒咲華の実写版マンガ作品をレビューした際に「声を抑えなければいけない縛りが緊張感を高めている」と書いた。音声作品では、その緊張感がさらに純度高く伝わってくる。
黒咲華の実写版作品のレビューはこちら

■ 動画24本と比べて分かったこと
一番の発見は、映像がないことが欠点ではないということだった。
動画作品では、見えるものがすべて決まっている。女優の顔、体型、部屋の様子。それが作品の魅力であり、同時に限界でもある。
音声作品は違う。
声と環境音だけが与えられ、残りは自分の頭の中で作られる。だから**自分にとって最も良い形で映像が再生される**。
これは想像以上に強い。
正直に書くと、買う前は「映像がない分、劣るのでは」と思っていた。完全に間違いだった。劣るのではなく、別物だった。
■ 動画と音声、どちらが向いているか
2本聴いた上での整理。
動画が向いている場面
・特定の女優を見たいとき
・ビジュアルを楽しみたいとき
・コスチュームやシチュエーションを目で見たいとき
・作品としての完成度を味わいたいとき
音声が向いているとき
・寝る前など、目を閉じたいとき
・耳元の距離感を味わいたいとき
・自分の想像を働かせたいとき
・通勤中など画面を見られない状況
・音量を抑えて楽しみたいとき
どちらが上という話ではない。使う場面が違う。
■ 音声作品を聴くときに必要なもの
KU100作品を最大限楽しむには、イヤホンが必須だ。
スピーカーで聴くと、左右の音の違いが再現されない。KU100の価値がまったく出ない。
さらに言えば、ノイズキャンセリング機能があるイヤホンだと効果が跳ね上がる。
自分がノイキャンイヤホンで聴いたとき、外の音が消えた状態で耳元の吐息だけが届いた。あの体験はスピーカーでは絶対に得られない。
高価なイヤホンである必要はない。ノイズキャンセリングがついていれば数千円のものでも十分だ。
■ 価格について
今回買った2本は935円と835円だった。
動画と比べると圧倒的に安い。
このブログでレビューしてきた動画の価格
・セール時 150〜686円
・通常 2,180〜3,380円
音声作品は通常価格で800〜1,000円程度。動画の半額以下だ。
しかも収録時間は長いものが多い。コストパフォーマンスという点では音声作品に分がある。
初めて試すジャンルとしては、金額的なハードルが低いのもいい。
■ どんな人におすすめか
・動画ばかり見ていて飽きてきた人
・寝る前に楽しみたい人
・画面を見られない状況が多い人
・想像力を使うのが好きな人
・ノイズキャンセリングイヤホンを持っている人
・まず安く試したい人
逆に、ビジュアル重視の人には動画の方が合うと思う。
■ まとめ
KU100のASMR音声作品を2本聴いた感想。
良かった点
・耳舐めの吐息がダイレクトに届く臨場感
・音だけでシチュエーションを伝える技術
・映像がないからこそ働く想像力
・動画の半額以下という価格
発見したこと
・映像がないのは欠点ではなく別の体験
・ノイズキャンセリングイヤホンで効果が跳ね上がる
動画を24本買ってきた自分が言うのもなんだが、音声作品を敬遠していたのは損だった。
両方やればいい。それだけの話だった。
■ 今回購入した作品
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